新病院・倉敷マスカット通り動物病院の概要と建築情況
  
 

当院は,1989年に小出動物病院として矢掛町にて開院し,今日まで32年間以上にわたり,地域の中核病院として,さらに二次診療機関として役割をはたせたと自負しております。この間,3回の大規模な増改築を行って高度動物医療サービスのニーズに対応してまいりました。今後もより質の高い獣医療サービスを提供するため,2022年(令和4年)春に中四国最大規模の新病院(倉敷マスカット通り動物病院)を倉敷市鳥羽に開設することになりました。
  新病院(倉敷マスカット通り動物病院)は,井笠動物医療センターグループの新たな本院として二次診療・三次診療の拠点とし,矢掛町の小出動物病院は分院として,地域のホームドクターとしての一次診療を中心とした病院に生まれ変わります。
  新病院の建築工事は2021年5月から本格的な基礎工事がはじまり,12月に完成,2022年2月にオープンを予定しています。 新病院の情報に関しては,今後もこのコーナーで紹介してまいります。

※新病院の開院時期ですが,建築工事の遅れにより,2022年3月1日に決定しました!

 新病院の概要および建築進捗情況(2021年12月現在)について以下に公開いたします。

★新病院の概要

名称:倉敷マスカット通り動物病院(2022年2月開院予定)
場所:岡山県倉敷市鳥羽53-1(JR中庄駅南口からマスカット通りを西へ140m徒歩2分)
    【敷地面積】1,775.08u (537.0坪)
    グーグルMap: 日本、〒710-0012 岡山県倉敷市鳥羽28?5 (showmystreet.com)

建物概要
【構造】重量鉄骨3階建
【建築面積】697.23u(210.9坪)
【延床面積】1,257.23u(380.3坪)

設計:株式会社伊藤享設計工房(愛知県名古屋市)
施工:大木建設株式会社(広島県福山市)

★完成イメージ図
  

  
★建築経過
【地鎮祭】2021年1月24日
 
【基礎杭工事】2021年5月11日〜

 

【基礎工事・掘削捨てコン】2021年5月21日〜
 
【基礎鉄筋工事】2021年6月7日〜
 
【基礎型枠工事】2021年6月15日〜
 
【基礎コンクリート工事】2021年6月28日〜
 
【土工事】2021年7月1日〜
 
【鉄骨工事・建て方】2021年7月15日〜
 
 
【外壁アスロック取付】2021年9月7日〜
 
【サイン取付】2021年11月
 
【足場撤去】2021年12月
 
 
 
 

SIMENS64列128スライスCT(SOMATOM Prespective)導入
 前回(下記)にアナウンスした,新たなCT(シーメンスSOMATOM Prespective)が2017年6月4日(日)に搬入されました。作業は前日お昼から古いCTの解体作業にはじまり,その夜に搬出。そして翌日に1日がかりで搬入と設置が行われました。搬入日の数日前にドイツから空輸された新たなCT装置は,搬入日の9時前に日通のとらっくで運ばれてきました。その後,クレーンでトラックから下ろされ,最後は人力で院内へと搬入されました。

病院横の駐車場にCTを積んだユニック車が待機   木箱からクレーンでつり下げられてCT本体が出現

手押しでの搬入のため本体に移動用ローラーを装着      寝台部分の搬入          
※追伸:搬入設置作業後は数日間の調整が行われ,その後ソフト担当者とともに2日間で新しい撮影プロトコールを作成しました。今はすでに稼働中で,非常に高速となったことでより薄いスライス厚での撮影が可能となり,精度の高い診断が可能になりました。
64列マルチスライスCT導入決定
 2005年2月に導入し活躍してきたシーメンスのCT(SOMATOM Emotion 6)の管球老朽化により,新たなCT(シーメンスSOMATOM Prespective)を導入することになりました。これまでのCTは6列のマルチスライスCTで管球回転速度が0.6秒/回でしたが,今回導入するものは64列で管球回転速度は0.48秒/回と,極めてハイスペックの仕様となります。これまでは1秒間に10枚のスライスしか撮影できませんでしたが,新しいCTでは毎秒128枚のスライスとこれまでの13倍近く撮影速度が早くなります。動物でのCT検査は通常全身麻酔が必要となるため,撮影速度が早くなることで検査時間が短縮されるとともに,短時間で広範囲の撮影が可能となり,造影CT検査においても三次元画像条件でも無理のないマルチフェイズ撮影が可能となります。これまで以上の高精細3D画像が得られ,より精度の高い診断に役立ってくれることと期待しています。新しいCTはシーメンス本社のあるドイツで受注生産となるため,当院における64列128スライスCTの稼働は2017年6月を予定しています。
※当院で2017年6月に稼働予定の最新のCT装置(シーメンスSOMATOM Prespective)
平成28年度日本獣医師会年次大会で獣医学術奨励賞術賞

 2017年2月24日〜26日に石川県金沢市で開催された平成28年度日本獣医師会獣医学会年次大会(石川)において当院院長が平成28年度小動物獣医学会(中国地区)で発表した「中央区域の肝内性門脈体循環シャント犬2例における肝外アプローチ法による結紮部位の比較と考察」中国地区学会長賞に選ばれ,発表を行いました。そして研修医の矢部摩耶先生(現:後藤愛犬病院・栃木県)が当院研修医時代に日本獣医師会雑誌に投稿した「胆石を認め胆嚢切除術を実施した犬50症例における臨床検査所見と手術成績」が平成28年度日本獣医師会獣医学術賞の中で大変名誉ある小動物部門の獣医学術奨励賞を受賞し,記念講演を行いました。
日頃から丁寧な診察と正確な診断と治療を細かく記録し蓄積してきた結果が評価されたものと思います。この受賞に恥じないよう,今後も精進したいと思います。

 ホテル金沢での授賞式の模様(平成28年度日本獣医師会獣医学術受の受賞者と演題一覧はこちらをクリック
「ピースワンコ・ジャパン 災害救助犬訓練センター」視察研修

 2014年11月28日に井笠動物愛護推進協議会の視察研修として数年前に広島県神石郡神石高原町に開設した「ピースワンコ・ジャパン 災害救助犬訓練センター」を視察に行ってきました。この施設は, 紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人びとに対して国際的な支援活動を行うNGO(非政府組織)であるNPO法人ピースウインズ・ジャパンが運営している犬の楽園を目指した施設です。開設当時広島県では不要犬や猫の殺処分頭数が全国トップであったことから,あえてこの地に殺処分ゼロを目指したヨーロッパ基準のシェルターや西日本最大級のドッグラン施設を開設したとのことです。この施設では広島県内の動物愛護センターや神石高原町役場から殺処分対象の犬を継続的に譲り受けており,犬の保護収容施設も少しずつ拡大し,現在約150頭の犬を保護収容して里親を募集中とのことでした。運営費のほとんどは公的助成金や寄付でまかなわれており,ふるさと納税をはじめワンだふるサポ−など多くの人から無理のないご支援をいただける様に工夫されていました。井笠動物愛護推進協議会 としてわずかですが寄付もさせていただきました。
 当院院長が評議員を務める公益財団法人動物臨床医学研究所(鳥取県倉吉市)の運営する犬猫の保護収容施設である人と動物の未来センター”アミティエ”も民間のシェルターですが,無責任な飼い主の犠牲になる動物が少しでも減るように,そして殺処分がゼロになるようにわれわれも努力していきたいと思います。 多くの人々のご支援を頂きますようお願い致します。

 施設の職員の方と神石高原町役場の担当者から説明を受けながら施設を見学させてもらいました。

 ドッグホテル兼用の収容施設と広大なドッグランで自由に遊ぶ犬達です。

ドックホテルや収容犬の収容施設で,ホテルの場合は完全個室,保護犬の場合は数頭で共有するようです。ドイツのシェルターを真似て設計してあり,木造で各部屋は広くエアコンが完備されており,奥のドアを開けると屋外の個別用ドックランにつながっています。

左上の写真は収容施設の犬が利用するドッグランです。この日はテレビにも出演した災害救助犬”ハルク”を初め3頭の救助犬が走り回っていました。右上は”芝のドッグラン”,左下は”森のドッグラン”,右下は”池のドッグラン”と名付けられた,西日本最大級のドッグラン(有料) 施設です。(注)芝・森・池の3つのドッグランの写真はピースワンコ・ジャパンのホームページから引用させていただきました。
「広島県動物愛護センター」視察研修 & うさぎの楽園

 2013年11月21日に井笠動物愛護推進協議会の視察研修として広島県三原市の「広島県動物愛護センター」に行ってきました。この施設は,自治体が関係して開設された動物愛護センターとしてはかなり古い施設で,他県に先駆けて,かなり以前よりふれあい教室や里親制度を行っており,さらに職員の方が保育園や小学校,さらには中学校などに出向いて動物愛護の啓発活動を積極的に行っておられます。この施設にはかなり前にも1度視察に訪れていますが,施設もかなり老朽化しており,限られた予算の中で,職員の方々は色々と苦労が絶えないようです。

 愛護センターの職員の方に説明を受けながら施設を見学させてもらいました。

 右の写真はふれあい教室や里親の対象となる子犬たちのようです。

視察した日は,成犬(野良犬や放棄犬)は少なかったのですが,沢山の子犬と子猫が収容されていました。なかには乳飲み子もいました。いずれも無責任な飼い主により繁殖された動物達です。このページがUpされるころには,病死したり殺処分されている子も多いかと思うとかわいそうでなりません。最後まで面倒をみることができない人がなぜ動物を飼うのか?繁殖を臨まないのであればなぜ避妊手術をしないのか?動物愛護センターの視察をするたび,まだまだ日本は動物愛護においては後進国と思い知らされます。

 
三原市で動物愛護センターを視察した後に,広島県竹原市忠海町の沖合3kmにある大久野島に渡り,お昼休憩をとりました。この島は,周囲4.3kmの小さな無人島で,昭和初期に日本陸軍の毒ガス工場が建設されていたことで有名な観光名所で,この日も滋賀県や大阪府などから4校もの小学校や中学校の生徒が,この島にある宿泊施設(休暇村)を訪れていました。毒ガス資料館をはじめ歴史的な文化財以上に最近注目を集めているのは島内に生息している沢山の”うさぎ”さんです。現在,その数,なんと数百羽以上!最近では「うさぎの楽園」としての知名度の方が高いかもしれません。天敵もいないことから,どんどん数が増えているようで,かわいい子ウサギもあちこちで生まれていました。施設周辺には水飲み場や給餌施設が多数設置されており,職員の方が毎日清掃して衛生的に管理されていました。ただ,獣医師としてはスナッフルや肝コクシジウム症などが発生したら大変なことになってしまうなとちょっと心配です。

顧客管理システムAhmics V4(Pet Communications )導入

 当院ではこれまで,独自の顧客管理システムを専門家と共に構築していましたが,今後の電子カルテ化への対応の一環としてネットワーク対応型の動物病院用顧客管理システムAhmics V4(Pet Communications )を新規に導入しました。過去24年間の診療データ(カルテ14700件,レントゲン検査記録28300件,超音波検査13700件,X線透視記録870件,内視鏡検査記録336件,CT検査記録870件,手術記録6160件,個別疾患情報登録25624件)に加え,これまでのシステムに残っている14年分の会計記録約70万行を新たなシステムに取り込んでもらいました。コンパート作業は予想以上に大変で2012年9月に本格的な導入準備をはじめ,稼動開始は予定より3ヵ月近く遅れて,2013年3月にやっと部分的に使用できる状態になりました。まだまだ調整が必要で,当面は試行錯誤が続きそうです。
 しばらくは,システムの調整や操作に慣れるのに多少時間がかかりそうですが,診療業務がスムーズになることで飼い主の方へのメリットも大きいと思われます。

  当院の過去のシステムから大きく変わったところを以下にまとめておきます。

●自動受付と診察待ち状況の表示(オプション機能):
 新しいシステムでは,再診の場合,待合に設置している自動受付機で飼い主様ご自身で簡単に受付を行って頂くことが可能になりました。具体的にはカードリーダーに診察カードを挿入して頂き,来院理由など幾つかの項目をタッチパネルで選択して頂くだけで,受付が完了します。正しく受付が完了すると番号札が印刷され,受付の別のディスプレーに診察待ち状況が表示されます。自動受付された情報はサーバーPCを経由して院内の全てのクライアントPC(現在14台)にも表示されますので,それぞれの患者様の受付の順番や来院理由ならびに待ち時間を容易に把握することができます。
  これまで当院では受付に受付係として専属スタッフを配置させていませんでしたので,自動受付システムは飼い主の方とスタッフの双方にとって大変メリットが大きいかと思います。また,診察カードの発行もこれまでよりも容易となりリライトカード・リーダー・ライターですぐに印刷ができ,しかも何度でも書き換えが可能です。

●ナンバーディスプレーとカルテ連動(オプション機能):
  カルテ作成時に登録させて頂いた電話番号からお電話をお受けすると,従来の電話機だけでなくクライアントPCのディスプレーにも飼い主様のお名前が表示され,画面をワンクリックするだけで,その方の電子カルテをすぐに表示することができるようになりました。これにより,お名前の聞き違えの心配も無くなり,カルテの取り出しにかかる時間が短縮され,お電話でのお問い合わせやご相談時の対応が非常にスムーズになりました。

●血液検査機器連携(オプション機能):
  血液検査機器を院内ネットワークに接続して顧客管理システムと連動させることで,検査結果が自動的にシステムに送られ,半自動的に電子カルテに取り込まれます。検査結果は,スタッフが紙のカルテに結果を書き写す作業無しに,どこのクライアントPCからでも閲覧可能となり大変便利です。また,電子カルテに取り込まれた結果は,身体検査などのデータと共に当院独自のフォーマットで検査報告書として印刷が可能となりました。

●CR連携(オプション機能):
  CRによるレントゲン撮影時に,Ahmicsに登録された顧客情報がCRのコンソールに送られるため,スタッフが患者情報をCRに登録する手間が省け,また撮影されたレントゲン画像を簡単にAhmicsのシステムに転送できるようになりました。これにより各部屋のクライアントPCですぐにレントゲン写真を確認することが可能となりました。

●処方印刷とお薬DB(オプション)
 内服薬や外用薬を処方する際に,お薬DB(獣医寮向けお薬データベース)との連携により,薬の薬用量や用法はもとより処方時の注意点や副作用などが確認でき,処方ミスの予防や新人獣医師の教育に役立ちそうです。また,飼い主様には処方内容とそれぞれのお薬の効果や用量用法ならびに服用時の注意事項などを印刷してお渡しできるようになりました。これまでの処方内容については,その都度ご口頭で説明をさせて頂いていましたが,薬の写真入りの書類でお渡しできるので,飼い主様にも理解しやすくなり,安心感も深まるかと思います。

※今回の動物病院用顧客管理システムAhmics V4の導入にあたっては,Pet Communications ペットコミュニケーションズ株式会社の南埜社長,営業の高橋様はもとより,システムの調整において,現在も林様に多大なご協力を頂いております。このシステムがより便利で使いやすいシステムになるように当院でのこれまでのノウハウも提供しながら相互協力していければと思っております。

ペットコミュニケーションズ株式会社(Pet Communications)およびAhmics V4の詳細はココをクリック

★Ahmic V4起動時のホーム画面

★CT操作室内に設置された2台のサーバーPC

★待合の一角に設置した自動受付機

★受付のクライアントPC2台,プリンタとカードライタ
★検査室に配置されたクライアントPC2台とディスプレー,プリンター,カードリーダライター,UPS他

山陽新聞MEDICA まちの動物病院

 山陽新聞における「まちの動物病院」シリーズで2011年1月17日の朝刊に当院の取材記事が掲載されました。12月に三宅記者が取材にこられましたが,飼い主の方への肝疾患早期発見のための定期検査の呼びかけなどうまく記事にまとめられていました。

掲載記事は岡山の生活情報サイト「サンヨウタウンナビ」でご覧になれます。

当院の記事はココをクリック 
新聞記事のコピーはココをクリック

故小出英子儀告別式に際してのお礼

 2009年4月23日ならびに24日に執り行われた故小出英子の通夜ならびに告別式におきましては,ご近所の皆様をはじめ,学校関係者,動物病院関係者ならびに病院関係者など多くの方々にご参列ならびにご会葬賜り誠にありがとうございました。弔電,ご香料ならびにお供物を頂きました方々にも心よりお礼申し上げます。また,当院の患者様にも臨時休診などで大変ご迷惑をおかけし,まことに申し訳ありませんでした。
  おかげさまで通夜ならびに告別式を滞りなく済ませることができ故人を丁重に見送ることができました。故人英子は院長の母として,さらに(有)井笠動物医療センターの取締役として,小出動物病院の開業から20年以上にわたり動物病院を陰で支えてもらいました。故人の志しを受け継ぎ,今後も精進してまいりますので,故人の生前同様にご指導・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

喪主:小出和欣
親族一同

JCVS認定小動物外科専門医の認定状授与式(2008年6月27日)

2008年6月27日(獣医麻酔外科学会前日)に大宮ソニックシティー(埼玉県)で新規JCVS認定小動物外科専門医の認定状授与式と 日本小動物外科専門医協会平成20年度第1回総会 が開催されました。
  専門医制度は,医学領域はもちろんのこと小動物においてもアメリカやヨーロッパでは既に確立されていることは周知のとおりです。しかし,我が国における小動物獣医科領域では,一部の学会や研究会が認定医制度を導入しているものの,研修医制度が確立していない現状から専門医制度の立ち上げが遅れていました。
このような背景のもとに、獣医麻酔外科学会では,専門医制度の導入に向けて,数年前に国内獣医科大学の外科系教授6名からなる設立委員会が設けられ,2005年の第一次認定審査で設立専門医として30名が審査にパスしました。そして2008年第二次認定審査にパスした者が当院院長を含めた16名で,3年前に認定された30名および設立委員6名を加えて,小動物外科設立専門医は現在全国で52名となりました。日本小動物外科専門医協会の平成20年度第1回総会では,この52名とその関連施設が中心となって行う具体的な小動物外科専門医研修プログラム(レジデント制)について主に協議がなされました。日本小動物外科専門医協会および小動物外科専門医認定制度の詳細はここをご覧下さい。なお,2010年12月現在,第3次認定審査で13名があらたに認定され,全国で小動物外科設立専門医は65名となっております。

小出動物病院開院20周年祝賀会(2008年6月14日)

 2008年6月14日に「松の茶屋」おいて小出動物病院開院20周年の祝賀会を行いました。平成元年の5月24日に開業し,おかげをもちまして本年の5月で開業20年目を迎えることができました。
  現在でこそ県下最大規模の中核病院に成長しましたが,開業時にはあまりにも田舎(とういより過疎地)での開院ということで,恩師や先輩はもとより同僚や地元の先生方にまでご心配を頂いたことが懐かしく思い出されます。この地でここまで頑張ってこられたのも家族やスタッフ,そして多くの関係者のご指導や励ましがあったからでこそで,そしてなんといってもこの田舎の地まで遠方より来院してくださる熱心な多くの飼主様のおかげと感謝しております。
  20年といっても人生であればやっと成人式を迎えたにすすぎません。ますます精進し,今後もこの地でよりよい動物医療を提供すべく頑張りますので,よろしくお願いいたします。

会場となった「松の茶屋」は矢掛町内の築180年の大庄屋邸宅をリノベーションし,豆腐料理と炭火焼きをメインとした懐石料理の料亭風茶屋です。当日は小出動物病院の全スタッフと院長夫妻の両親をはじめ,以前に当院に勤務していた方なども参加して頂き,コース料理を堪能しました。
岡山県動物愛護センター所長表彰式と動物フェスティバル(2007年11月4日)

 2007年11月4日に岡山県動物愛護センターにおいて動物フェスティバルとその一環事業のなかで所長表彰の式が開催されました。これまでの狂犬病予防注射普及活動に対して当院院長が所長表彰をしていただきました。

以下は表彰式の後で撮影した動物愛護センターの写真ですが,愛犬をつれた家族連れが多数こられており,秋晴れの1日を楽しそうに過ごしていました。

「イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科」

 2006年4月にイヌ・ネコはもとよりフェレット・ウサギ・ハムスター・小鳥・カメにいたるまでの家庭動物の医学大百科がピエ・ブックスから出版されました。この書籍は昨年日本獣医師会会長に就任した東京農工大学教授 山根義久先生による監修のもと財団法人 鳥取県動物臨床医学研究所が編集した日本初完全オリジナルの家庭動物大百科です。国内の各分野で活躍している119名の獣医師が執筆しており,当院の院長(小出和欣)ならびに副院長(小出由紀子)も消化器の分野を担当しております。イヌ・ネコをはじめとする家庭動物を飼育されているご家庭にはもちろんのこと,これから飼育をはじめられる方々にとってもさまざまな情報がわかりやすく詳細に掲載さており,お役に立つこと間違いなしのお奨めの一冊です。

 
購入希望の方は,当院でも取り扱っておりますのでご来院の際に受付に申し出てください。
なお,当院に来院できない方の場合は,財団法人 鳥取県動物臨床医学研究所または全国有名書店で取り扱っておりますのでそちらをご利用下さい。
見本ページはここをクリック 
定価3,990円(本体3,800円+税)
「頼りになる犬・猫の先生351人」
 

頼りになる犬・猫の国内の獣医師351人を紹介した三推社から2005年12月に出版された書籍です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「岡山県動物愛護センター」視察研修

 2005年7月13日に井笠動物愛護推進協議会の視察研修として2005年4月1日にオープンした御津の「岡山県動物愛護センター」に行ってきました。動物行政を推進するために,動物保護管理行政の機能を集約するとともに,動物愛護精神の普及啓発施設を併設し,「人と動物が共存できる豊かな地域社会」を実現することを目的として総工費25億円をかけて整備した施設です。この施設は,愛護棟,管理棟,飼育棟,保護棟,ふれあいステージ,ふれあいサークル,ならびに4つの広場からなっています。この動物愛護センターの開設により,これまで県内の各地の保健所で行われていた動物愛護業務と動物管理業務がすべてこのセンターに集約されました。

 愛護棟には動物愛護に関するパネルや図書の閲覧やビデオの視聴ができる展示や図書コーナーがあり,どなたでも無料で利用できます。また,愛護棟には研修室も備えてあります。

 飼育棟は衛生的で十分な飼育スペースの中で動物の飼育ができるよう工夫されています。
  管理棟では飼い主不明の負傷動物の治療や譲渡動物の健康診断ができる診療設備が完備されています。
 保護棟は飼えなくなった犬・猫の引き取りや野犬等を保護するための施設で,収容犬舎は衛生的で十分なスペースがあり,この日も数匹の犬が収容されていました。ただ,ここに収容された犬・猫たちの運命は,飼い主が見つからない,あるいは譲渡に適さないと判断された場合には収容から1週間後に安楽死されて焼却処分されてしまいます。要するに保護棟は行き場のない犬猫の殺処分場と火葬場なのです。動物好きな人からみるとかなりショッキングな設備ですが,動物愛護を普及啓発するうえで,無責任な飼育や繁殖をさせないためにも,この現実を多くの人に知って頂くことも重要ではないかとのセンター所長さんのお話でした。ここの職員の方々は動物愛護活動と殺処分の両極の仕事を大変複雑な思いで行っておられ,保護棟が処分施設でなくなる日がくることを望んでおられることでしょう。
  現在,このセンターでは動物愛護事業として週1回のしつけ方教室や月2回の動物の譲渡会もはじまっています。このすばらしいセンターが動物の殺処分場ではなく動物愛護活動の中核となることを臨床獣医師の一人として祈っております。

 この写真は,何らかの理由で飼い主が放棄した犬のようです。数日後には右の写真の炭酸ガス室で安楽死された後,焼却処分される運命のようで,「どうして・・・」と訴えかけるよう見つめられ大変せつなくなりました。
「難病の肝動静脈瘻を克服した石角ピアノちゃんの闘病記」(ドッグ・ワールド2005年5月1日号)
 Dog World(成美堂出版発行の2005年5月1日号に「門脈シャント・肝動静脈瘻−難病と闘ったチワワ」と題した当院の患者さま石角ピアノちゃんの闘病記が掲載されました。ピアノちゃんは,極めて稀かつ難病である二次性門脈体循環短絡症を合併した先天性の肝動静脈瘻という病気で,当院で3度にわたる大手術を乗り越えて元気になりました。ピアノちゃんのようにほぼ完治に導けたケースは世界的にも稀であり,国内においては初めての手術成功例です。当院のもてるすべての力を注いでこの難病に立ち向かいましたが,これも飼い主である石角さまの熱意と看病があったこそだと思います。ピアノちゃんが末永く元気でありますようにお祈りすると,今後同様の病気をもつ犬を1例でも多く助けることができるよう我々も頑張りたいと思います。
「マルチスライスCT装置導入」
 2005年2月から念願のマルチスライスCT装置が稼働を始めました。下の写真はCT搬入時(2005年1月31日)の模様と5月現在のCT室および操作室の様子です。
 CT装置の導入により, これまで超音波検査や通常のレントゲン撮影のみでは不可能であった病変の発見やより詳細な画像診断が可能となっています。当院で導入したCT装置はわが国の動物病院では初となる6列マルチスライスCT(シーメンス社製,ドイツ)で,1秒間に約10枚の画像を得ることのできる最新のマルチスライスCT装置です。この装置は現在徐々に普及しつつあるシングルヘリカルCTや2列タイプのマルチスライスCTにくらべて数倍以上のスピードでスキャンすることができる性能を有しています。このようなマルチスライスCTを利用することにより,トータルの検査時間はもとより,撮影時の息止め時間が短縮され,また1回の撮影でより広範囲を詳細に検査することが可能となります。
  さらにマルチスライスCTで得られた多数の画像は,専用のコンピュータ(ワークステーション)を用いて立体的な3D画像を瞬時に作成することができます。これらの3D画像はこれまで飼い主の方にとっては少し分かりにくかったレントゲン写真や超音波画像あるいは通常のCT画像と異なり,大変分かり易く,病態を理解して頂くことができるかと思います。CT装置の詳細については「獣医師向け-主な医療設備-画層診断検査機器」を参照して下さい。

「頼れるペットの名医55人」(週刊朝日2004年2月6日増大号)
 週刊朝日(朝日新聞社発行)の2004年2月6日増大号に「頼れるペットの名医55人」(病気分野別)が掲載されています。本好茂一名誉教授をはじめとするその分野の権威数人が学会等での過去の講演数や内容を参考に各分野の代表的な獣医師をリストアップしたものだそうです。この中に当院の院長(小出和欣)も消化器・肝臓病の分野で紹介されています。
「動物の名医21」(女性セブン2004年2月5日号)
 女性セブン(小学館発行)の2004年2月5日号に「動物の名医21」の見出しでペットジャーナリス坂本徹也さんが推薦する我が国の専門分野で活躍する21名の獣医師が紹介されています。この中に当院の院長(小出和欣)も肝臓病のスペシャリストとして紹介されています。

「二歩先をゆく獣医さん」 坂本徹也 著,光文社カッパブックス2002年
 ペットジャーナリストとして有名な坂本徹也氏が獣医療の専門分野の第一人者たちを実際に取材して、日本における専門医療の実態を1冊の本にまとめて紹介した本です。かなり専門的な内容にまで言及しており,そこには、いまの犬や猫たちがどんな難しい病気に悩まされているか、そしてそれを治すためにはどんな診断や治療が必要で、日本の獣医療が技術的にどこまで対処できるようになっているのかがつぶさに書かれています。
 当院も肝臓病のスペシャリストとして取材を受け,本の中で紹介されています。
「動物ふれあい教室」
 井笠動物愛護管理業務推進協議会では,井笠地区の幼稚園や保育園および小学校低学年の児童ならびにその父兄を対象にその施設に出張して行う「動物ふれあい教室)」を開催しております。当院からも院長とVTスタッフが参加協力しています。この活動は「人と動物が共存できる豊かな社会づくり」をスローガンに動物愛護の意識の普及啓発と情操教育の一環として,動物に優しく接する心の大切さを,ふれあいから実感してもらい,動物も同じ生命があることを理解をしてもらうことを目的とし,平成10年にスタートしました。毎年数施設において実施しておりますが,大変好評を頂いております。

平成13年10月に行われた矢掛町立小田保育園での「動物ふれあい教室」のスナップ写真

「心音どきどきコーナー」で心音アンプから聞こえてくるお友達の心音を興味深く聞き入る園児達。
 この後,ぬいぐるみや子犬の心音を聞いてみました。獣医師の先生から動物にも人と同じように大切な命があること,そして豊かな感情があることを教わりました。

大型犬との接し方について体験する園児
 訓練士の先生(佐藤氏:ともドッグスクール所長)から飼い主といっしょに散歩中の犬に出会った場合の飼い主へのあいさつや動物との接し方を教わりました

子犬の抱き方を体験する園児
 訓練士の先生から子犬の正しい抱き方について教わりました。

いろいろな犬との接し方につて指導する保健所職員(田原氏)
  知らない犬にであった場合の対応の仕方や犬のいろいろな表情や習性について教わりました

屋外でグループに分かれて動物とのふれあいを体験する園児とスタッフ
 「わくわくふれあいコーナー」では犬の抱き方を教わった後,すべての園児達が上手に子犬を抱くことができるようになりました。

手洗いを行う園児達
 動物とふれあった後に手洗いが大切であることを教わり,保健所や市町村の職員の指導により手洗いをしました。

 



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