去勢手術の術式
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| 去勢手術は外科手術の中では最も手術時間が短く技術的にも簡単な手術といえます。しかし，全身麻酔が必要であることは他の手術と同様であり，このため当院では術後１日は入院とさせて頂いております。以下の写真は当院における犬の去勢手術の術式を示したものです。
★当院における避妊手術の基本術式 |
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| 1. ドレーピング | 2. 陰嚢の前部をメスで皮膚切開 | 3. 電気メスで切開創を広げて鞘膜に 包まれた精巣を露出 |
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| 4.電気メスで鞘膜を切開 | 5. 電気メスで鞘膜を精巣と完全に切離 | 6. 精管と動静脈を血管シーリング装置 を用いてシールド |
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| 7. 精管と動静脈のシールド部分を切断 | 8. 吸収糸で皮下縫合 | 9. 皮膚縫合して終了 |
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| ★以前の去勢手術の術式 （症例：ポメラニアン，雄，７カ月齢，体重3.4kg） |
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| 1. 陰嚢の前方をメスで皮膚切開 | 2. 切開創から精巣を摘出 | 3. 鞘膜を切開 | ||
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| 4. 精管と動静脈を結紮 | 5. 結紮した精管と動静脈を切断 | 6. 皮下組織と皮膚を縫合して終了 | ||
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| 上記の写真は，血管シーリングシステム導入前の犬の去勢手術の基本術式を示したものです。 現在は犬の去勢手術においては血管シーリング装置を使用しているため精巣摘出時に縫合糸は使用しておりません。 |
