「ピースワンコ・ジャパン 災害救助犬訓練センター」視察研修(2014年11月28日)
2014年11月28日に井笠動物愛護推進協議会の視察研修として数年前に広島県神石郡神石高原町に開設した「ピースワンコ・ジャパン 災害救助犬訓練センター」を視察に行ってきました。
この施設は, 紛争や災害、貧困などの脅威にさらされている人びとに対して国際的な支援活動を行うNGO(非政府組織)であるNPO法人ピースウインズ・ジャパンが運営している犬の楽園を目指した施設です。
開設当時広島県では不要犬や猫の殺処分頭数が全国トップであったことから,あえてこの地に殺処分ゼロを目指したヨーロッパ基準のシェルターや西日本最大級のドッグラン施設を開設したとのことです。
この施設では広島県内の動物愛護センターや神石高原町役場から殺処分対象の犬を継続的に譲り受けており,犬の保護収容施設も少しずつ拡大し,現在約150頭の犬を保護収容して里親を募集中とのことでした。
運営費のほとんどは公的助成金や寄付でまかなわれており,ふるさと納税をはじめワンだふるサポ-トなど多くの人から無理のないご支援をいただける様に工夫されていました。井笠動物愛護推進協議会 としてわずかですが寄付もさせていただきました。
当院院長が評議員を務める公益財団法人動物臨床医学研究所(鳥取県倉吉市)の運営する犬猫の保護収容施設である人と動物の未来センター”アミティエ”も民間のシェルターですが,無責任な飼い主の犠牲になる動物が少しでも減るように,そして殺処分がゼロになるようにわれわれも努力していきたいと思います。 多くの人々のご支援を頂きますようお願い致します。
施設の職員の方と神石高原町役場の担当者から説明を受けながら施設を見学させてもらいました。
ドッグホテル兼用の収容施設と広大なドッグランで自由に遊ぶ犬達です。
ドックホテルや収容犬の収容施設で,ホテルの場合は完全個室,保護犬の場合は数頭で共有するようです。ドイツのシェルターを真似て設計してあり,木造で各部屋は広くエアコンが完備されており,奥のドアを開けると屋外の個別用ドックランにつながっています
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