フィラリア症の感染率
フィラリアは,予防の普及により昔に比べると随分少なくなっており,都市部の動物病院においてはフィラリア感染犬を見かけることは非常に少なくなっています。しかし,予防を行わずに屋外で飼育すると3年程でほとんどの犬がフィラリアに感染してしまいます。なお,完全室内飼育されている犬で蚊に刺される危険がなければ,フィラリアに感染することはありません。室内飼育の場合でも,屋外での散歩やベランダあるいは室内においても蚊に刺される危険性があれば,フィラリアが感染する可能性は決して低くありません。たまたま1匹の蚊に刺されただけでも数匹のフィラリアが感染してしまうことがあります。