井笠動物医療センター 倉敷マスカット通り動物病院

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診療時間

倉敷マスカット通り動物病院
9:00~12:00 / 16:00~19:00
休診日:日曜・祝日
電話番号:086 - 461 - 1323
受付は診療終了30分前まで
水曜日午後は完全予約制
小出動物病院
10:00~13:00 / 14:00~18:00
休診日 土曜・日曜・祝日
電話番号:086 - 461 - 1323
完全予約制
お問い合わせ

※倉敷マスカット通り動物病院・小出動物病院共にお問い合わせの概要はこちらからご確認ください。

主な医療設備(一般の方用)

 病気の進行が早く,しかも言葉を話せない動物の病気を正しく診断するためには,臨床検査が必要不可欠となることは誰もが周知のとおりです。近年,動物医療においても,より高度な各種臨床検査機器が利用できるようになったことで,診断レベルは飛躍的に向上しています。また,治療においても,人医学領域と同様な最新治療機器が利用できれば,より効果的にそして安全で確実な治療が可能となります。。
 当院ではご家族の高度動物医療に対するご要望を背景に,地域の中核病院を目指し,さらに専門分野における二次病院としての役割を果すべく,様々な医療機器を導入しています。

調剤関連機器

自動分割分包機

 薬を分包する45包タイプの自動分包機です。

自動分割分包機

 薬を分包する45包タイプの自動分包機です。

安全キャビネット

 本院の内薬コーナーの安全キャビネットです。主に抗癌剤調合時の作業者への健康被害を予防するために使用します。

臨床検査関連機器(画像診断検査機器を除く)

ポータブル検眼鏡・耳鏡

 各診察室や処置室等で使用しているポータブルの検眼鏡と耳鏡です。

ポータブル動物用自動眼圧計

 動物用の眼圧計です。

簡易スリットランプ(細隙顕微鏡)

 眼科検査に使用する簡易スリットランプです。

4Kカメラ付きポータブルスリットランプ(細隙顕微鏡)

 眼科検査に使用するポータブルスリットランプです。4Kデジタルカメラで高精細な写真と動画が撮影できるオプションを取り付けて使用しています。

動物用血圧計

 犬猫専用のコンパクトなオシロメトリック式自動血圧計です。Vet30はSpO₂の測定もできる多機能タイプです。

動物用解析機能付き心電心音計

 不整脈の診断や心臓検査に欠かせない,解析機能付きの動物用心電計です。この装置には心音計も付いており,心雑音の解析にも役立ちます。

デジタルカメラ付きシステム生物顕微鏡

 皮膚検査,虫卵検査,尿沈渣,血液塗抹標本,細胞診および病理組織学標本の観察に使用する専用撮影装置付きのハイエンドシステム生物顕微鏡です。

デジタルカメラ付き生物顕微鏡

 皮膚検査,虫卵検査,尿沈渣,血液塗抹標本,細胞診および病理組織学標本の観察に使用するデジタルカメラ付きのシステム生物顕微鏡です。

動物対応ソフトウェア内蔵多項目自動血球分析装置

 本院で使用している多項目自動血球分析装置です。核酸染色蛍光フローサイトメトリー法による高精度な分析アルゴリズムを搭載し,血球数計数 ( CBC ) のみならず,正確な白血球5分類に加え,網状赤血球や従来の機器では参考値としてしか測定できなかった猫の血小板数なども,わずか45秒で正確に測定可能です。

動物用多項目自動血球分析装置

 分院で使用している動物用多項目自動血球分析装置です。血球数計数 ( CBC ) のみならず,レーザーフローサイトメトリーによる白血球分類 ( DIFF ),蛍光レーザーによる網赤血球計数 ( RET ) を搭載し,120秒で測定結果が得られます。

ウエット式生化学自動分析装置

 本院で使用しているウエットタイプの生化学自動分析装置です。血液や尿などの体液成分を検体として,蛋白,脂質,酵素,電解質などの一般的な生化学項目だけではなく,総胆汁酸や血清鉄ならびに犬CRP,猫SAA,α-フェトプロテインなど免疫血清,凝固検査の一部の項目など幅広い分野の測定が可能です。

ドライ式生化学自動分析装置

 分院で使用しているドライタイプの生化学自動分析装置です。蛋白,脂質,酵素,電解質などの一般的な生化学項目の測定が可能です。

血液ガス分析装置

 血液のpHや血液中の炭酸ガス分圧や酸素分圧ならびに電解質(Na,K,Cl,Ca)を分析する装置です。重症動物の輸液管理を行う上で欠かせない酸‐塩基平衡を把握するために必要な検査機器であり,動脈血の測定により呼吸機能を調べることもできます。

自動免疫蛍光測定装置

 甲状腺ホルモン(T4,fT4)と副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を測定するために使用している装置です。高齢猫でしばしば認められる甲状腺機能亢進症や,高齢犬に多い甲状腺機能低下症および副腎皮質機能亢進症(クッシング病),さらに犬で稀に認められるアジソン病の診断が可能となります。

イヌCRP測定装置

 イヌのC反応性タンパク(C-Reactive Protein)という急性相タンパクを測定する装置です。CRPは炎症や組織破壊がおこると,24時間以内に非特異的に血液中に増加します。

動物用免疫反応測定装置

 急性炎症マーカーであるイヌのC反応性タンパク(CRP)と猫の血清アミロイドA(SAA)という急性相タンパクを測定する装置です。当院では猫SAAの測定に利用しています。 さらに犬で稀に認められるアジソン病の診断が可能となります。

自動血液凝固時間測定装置

 血液の凝固機能を調べるための装置です。凝固機能に異常が起こると血栓症や止血異常(出血)を起こし易くなります。殺鼠剤中毒(クマリン中毒)などの緊急の出血性疾患の診断,肝機能検査の一環として,また手術前のルーチン検査として役立ちます。

動物用尿化学分析装置

 犬猫専用の尿の化学分析装置で,IRISのステージ分類に沿ったUPC判定ができるとともに尿pH,尿糖,蛋白,潜血,ケトン,クレアチニンなど最大10項目を同時測定できます。

ポケット犬猫尿比重屈折計

 犬猫専用のデジタル尿比重屈折計です。

臨床屈折計

 血漿や血清の蛋白濃度や尿比重などを測定できる臨床屈折計です。少量の検体でも測定可能なため,当院ではヘマトクリット管の上澄みで血漿総蛋白濃度を測定するために使用しています。

画像診断検査機器

医用X線CT装置

 本院で使用している64列128スライスの高速撮影が可能な医用X線CT装置です。10秒前後で全身撮影が可能で,肝臓腫瘍などの診断時に必須となる造影時のマルチフェイズ撮影においても,動物のサイズに関係なくルーチンに3相撮影が無理なく行えるようになっています。また,自動造影剤注入装置と息止め装置の利用によりベストなタイミングで造影撮影が可能で,ブレのない高精細画像が得られ,高度画像診断装置として活躍してます。

CT用自動造影剤注入装置

 造影CT検査時使用する自動造影剤注入装置です。

医用画像解析ワークステーション

 連続的に撮影されたCT画像を合成して三次元画像を作成するための高性能ワークステーションThink ST550(Lenovo)とネットワーク対応のハイエンド医用高精細三次元画像作成ソフトです。高速撮影を可能とするマルチスライスCT装置を用いたCT検査では,連続性のある数百枚以上の輪切りの画像を数秒で撮影することができます。この輪切りの画像をパソコン上で繋ぎ合わせて,三次元(3D)画像を作成します。通常のCT画像は輪切りの白黒のX線写真でしたが,カラーのCT三次元画像は誰が見ても分かり易く,我々専門家にとっても診断はもとより外科分野では手術計画を立てる上でも大変役立ちます。

医用X線撮影装置

 本院で使用している透視装置付きのX線撮影装置です。人用の大容量X線装置に動物用に設計した特注の撮影台を組み合わせて使用しています。撮影台内部にはイメージ管が組み込まれており,通常のカセッテ撮影以外にもX線透視検査も可能となっています。さらに,この撮影台には電磁ロック式天板可動機能に加えてグリッドの有無や分割撮影機能など数多くの特殊機能が組み込まれており,電磁ロック式天井走行システムと合わせてさまざまな撮影テクニックを可能にしています。

小動物専用X線撮影装置

 分院で使用している小動物専用X線撮影システムです。

歯科用デジタルX線診断装置

 歯科用のポータブルX線診断装置と歯科用DRです。デジタルX線センサーをノートPCに接続して瞬時に高精細な画像が得られます。

血管造影機能付き外科用X線装置

 小型ながら大型のアンギオ装置に匹敵する高画質(100万画素)を実現した高性能の血管造影 (DSA)機能付き外科用X線装置(C-アーム)です。

FD搭載モバイルCアームイメージングシステム

 本院で使用してる30cm×30cmの新世代フラットディテクタ技術「Retina」と大容量X線管装置を搭載した外科用X線装置(C-アーム)です。DSA機能やロードマップ機能搭載で毎秒0.5~30フレームの画像収集が可能です。整形外科時に術中のX線透視による確認や心カテーテル検査や門脈体循環シャントの手術の際の門脈造影などに使用しています。DSA(デジタルサブトラクション血管造影法)は,血管造影の際に血管だけを描出できるため,正確な診断が得られるとともに,手術時間の大幅な短縮に貢献しています。

超音波画像診断装置

 GE社LOGIQ!シリーズのハイエンド超音波画像診断装置です。それぞれセクタ,マイクロコンベックス,リニア,ホッケータイプ高周波リニアの4本プローブ構成となっています。分院で使用しているLOGIQ E9 with XDclear2.0は XDclear プローブによる浅部から深部までの検査が可能になるとともに,最大18MHzの超高周波プローブにより,これまでの機器に比べて,さらに高精細画像の描出が可能となっています。本院で使用しているLOGIQ E10xはLOGIQシリーズのフラッグシップモデルで全視野・全深度フォーカスを実現し,高い空間分解能に加え,コントラスト分解能や時間分解能が飛躍的に向上しており,ホッケー型リニアプローブは24MHzと極めて高周波での検査が可能となっています。

電子内視鏡システムEVIS LUCERA

 本院の処置室に配置している特殊光観察機能(狭帯域光観察:NBI)を備えたハイビジョン基板を装着した電子内視鏡システムです。

電子内視鏡システムEVIS LUCERA ELITE

 本院の内視鏡室と処置室に配置している特殊光観察機能(狭帯域光観察:NBI)を備えたオリンパスの最上位機種のハイビジョンタイプの内視鏡ビデオスコープシステムです。内視鏡室では主に上部消化管と下部消化管の内視鏡検査に使用しています。処置室では全身麻酔器とモニターのセットと共にシーリングペンダントに搭載しており,緊急時の内視鏡処置が必要な場合に利用できるようにしています。

内視鏡統合ビデオシステムVISERA Pro

 本院内視鏡室の電子内視鏡システムと手術室のシーリングペンダントに搭載しているハイビジョンタイプの内視鏡統合ビデオシステムです。内視鏡室では硬性鏡による検査や処置に利用します。カメラヘッドはオートクレーブに対応しており,手術室では腹腔鏡下手術や胸腔胸下手術に利用します。

硬性鏡ビデオシステムNiscam

 本院の処置室で使用しているハイビジョンタイプの硬性鏡ビデオシステムです。主に耳鼻科での検査や処置に使用しています。

麻酔器・人工呼吸器・モニター機器

ドレーゲル全身麻酔装置ペルセウス A500

 本院の手術室で使用しているドレーゲル社(ドイツ)のハイエンド全身麻酔ワークステーションです。最新人工呼吸テクノロジーが統合された高性能の人工呼吸器が内蔵されおり,様々な換気モードに対応しています。

ドレーゲル全身麻酔装置 プライマス IE

分院の手術室で使用しているドレーゲル社(ドイツ)の高性能麻酔ワークステーションです。ドレーゲルのアポロシリーズのApolloの後継機種で,酸素濃度を自動調整できるようになっています。

ドレーゲル全身麻酔装置 アポロ

 本院の内視鏡室と歯科処置室で使用しているドレーゲル社(ドイツ)の高性能麻酔ワークステーションです。動物における内視鏡検査は,全身麻酔が必須となりますが,麻酔リスクが高い症例も多く認められます。また,歯科処置を行う動物においても,高齢な動物や他の疾患を合併している場合には麻酔リスクが高くなります。当院では,全身麻酔時の合併症やトラブルを最小限にするために,検査や歯科処置を行う際の全身麻酔にも新生児対応人工呼吸器を搭載したハイエンドの全身麻酔装置とモニターを組み合わせて麻酔事故の防止に努めています。

ドレーゲル全身麻酔装置ファビウスタイロ

 本院の処置室,X線室および分院の処置室で使用しているドレーゲル社(ドイツ)のコンパクトな麻酔ワークステーションです。本院処置室ではシーリングペンダントに搭載しており,救急蘇生や麻酔下での処置時に利用しています。

動物用吸入麻酔装置

 本院のCT検査室と分院のICU&回復室の動物用全身麻酔器です。それぞれ人工呼吸器(Compos-β)と組み合わせて使用しています。

長時間対応型小児・成人用人工呼吸器

 長時間人工呼吸器が必要な場合に使用する人工呼吸器です。

ボータブル人工呼吸器

 バッテリー駆動が可能なポータブル人工呼吸器です。人工呼吸が必要な動物をストレッチャーで移動する際などに使用します。

ベッドサイドモニター

 本院の全身麻酔装置ペルセウス A500にドッキングさせて術中の生体情報モニターとして使用している日本光電社製の最上位機種のマルチモニター装置です。3つのモニターにそれぞれ異なるレイアウト表示ができ,心電図 や血圧をはじめ,パルスオキシメーターや麻酔ガス濃度を含む呼気ガスモニターおよびスパイロメーターなど手術中の動物の生体情報を独立した2台のタッチパネルモニターと大型スレーブモニター画面で確認することができるようになっています。最上位の生体監視モニターは,人体用に設計されているため,多くのパラメーターが利用できる反面,非観血の血圧測定において人のパラメーターは動物では使い辛いというジレンマがありました。このモニターに関しては,メーカーの協力により,非観血の血圧測定モジュールとパラメーターを動物専用のものに載せ替えることで,この問題を解決しています。

ベッドサイドモニター

 分院の全身麻酔装置プライマス IEにドッキングさせて術中の生体情報モニターとして使用しているGE Healthcare社製の最上位機種のマルチモニター装置です。心電図や血圧をはじめ,パルスオキシメーターや麻酔ガス濃度を含む呼気ガスモニターおよびスパイロメーターなど麻酔処置中の動物の生体情報を独立した2つのタッチパネルモニター画面で表示できるようになっています。

ベッドサイドモニター

 本院内視鏡室,処置室の全身麻酔装置アポロおよび矢掛分院処置室の全身麻酔装置ファビウスタイロに搭載して いるベッドサイドモニター装置です。呼気ガスモニターは全身麻酔装置アポロのモニターと連携して表示できるようになっています。

動物用ベッドサイドモニター

 本院のCT検査室で使用しているマルチタイプの動物用ベッドサイドモニターです。動物におけるCT検査では全身麻酔が必要となることが多く,検査時の全身麻酔を安全に行うためにSpO₂,ETCO₂,麻酔ガス濃度などを手術時と同様にモニターしています。

ポータブルモニター

 バッテリー駆動式のポータブルモニターです。全身麻酔下の動物をストレッチャーなどで移動する際に使用しています。

1人用無線式ベッドサイドモニター

 無線タイプの1人用ベッドサイドモニターです。エマージェンシー動物の心肺蘇生時や心電図やSpO₂のモニター が必要な術後動物のICU管理に使用しています。送信器ZB-930Pからは心電図,呼吸,SpO₂の情報が送信されます。

8人用無線式セントラルモニター

 本院のICU・回復室で使用している無線タイプのセントラルモニターです。送信器ZB-930Pからの心電図,呼吸,SpO₂の情報を最大8患者同時にモニターできます。手術直後の動物や重症動物のモニターに使用しています。

4人用無線式セントラルモニター

 本院の処置室のシーリングペンダントに全身麻酔装置ファイビウスタイロと組み合わせて搭載している4人用無 線式セントラルモニターです。処置室での全身麻酔時や救急蘇生時のモニターとして使用しています。送信器 ZB-930Pからは心電図,呼吸,SpO₂の情報が送信されます。

呼気ガスモニター

 本院と分院の全身麻酔装置ファイビウスタイロに搭載しているマルチ呼気ガスモニターです。カプノグラム, ETCO₂,麻酔ガス濃度のモニターとして使用しています。

タービン式換気量計

 分院で使用している動物用全身麻酔器NS-5000に搭載しているタービン式デジタル換気量計です。1回換気量,呼吸回数,分時換気量がリアルタイムで表示され,アラーム機能もあり,呼吸回路のトラブルを防ぎます。

手術関連機器

小動物用電動油圧手術台

 本院の手術室で使用しているテーブルの前後スライド機能が追加された電動油圧手術台です。X線透視に対応しており,手術台のコントロールはオプションのフットスイッチで行います。

小動物シンクタイプ電動昇降式手術台

 分院で使用しているシンクタイプの手術台です。歯石除去や外傷の洗浄時に使用しています。

電動昇降式シンク処置台

 本院の歯科処置室に設置しているウォーターテーブルです。

HDカメラ内蔵LED手術用照明灯

 本院の手術室に設置してある天吊りタイプのHDカメラ内蔵LED無影灯です。 大型液晶モニターとコンビネーションのダブルアーム仕様で2セットあります。無影灯やカメラのコントロールは,壁の操作盤以外にも無線タイプのリモコンがあり,さらに明るさや視野調整はハンドル部分で術者が簡単にコントロールできるようになっています。

ハロゲン手術用照明灯

 分院の手術室に設置してあるハロゲンタイプの天吊りタイプのコンビネーション無影灯です。 8灯+4灯および4灯+4灯のコンビネーションのセットとなっています。無影灯のコントロールは壁の操作盤で行いますが,視野調整はハンドル部分で術者が簡単にコントロールできるようになっています。

シーリングペンダント

 本院の手術室に吊り下げられている2台のシーリングペンダントです。1台は輸液ポンプやシリンジポンプならにノートPCなど麻酔関連機器を搭載し,もう1台には内視鏡手術システムと超音波手術装置およびHD録画装置を搭載しています。

輸液ポンプ&シリンジポンプ

 手術時の輸液や輸血,および各種薬剤の持続点滴を行うための輸液ポンプとシリンジポンプです。術中においては麻酔薬や鎮痛剤あるいはカテコラミンなどの複数の薬剤投与が必要となるため,ユナイターにセットした3連のシリンジポンプを使用しています。手術室ではこれらの輸液ポンプやシリンジポンプはペーシェントウオーマーなどとともに本院ではシーリングペンダント,分院では多機能イルリガートル台であるモバイルカート(SISM)にセットして使用しています。

血管シーリング対応電気手術装置

 モノポーラとバイポーラの電気メス機能とさらに血管をシールして止血するためのLigaSureシステム(血管シーリングシステム)が一体化した,米国Valleylab社製のハイエンド電気手術装置です。電気メスとしてはカットでもコアグでもないValleylabモードと呼ばれる第三の新たなモードが装備されており,熱拡散が小さく,スムーズな切開,凝固を行うことができます。ハンドピースにはカット,コアグ,Vallylabモードのスイッチに加え,出力を5段階に調節できるスライドスイッチも装備され,スプレー凝固の切り替えも含め,大部分のコントロールを術者が手元で行うことができます。

血管シーリングデバイス

 ForceTriad エネルギープラットフォームでLigaSureシステム(血管シーリングシステム)を利用する際に使用するデバイスです。進化したNew LigaSureシステム(血管シーリング)は,7mmまでの血管やリンパ管を従来よりも短時間でより強力かつ安定したシールが行えるようになっています。 従来,外科手術において血管やリンパ管などを切断する際は,糸で結紮したり,クリップで留めたりするの が一般的でしたが,血管シーリング装置や超音波凝固切開装置を利用することで無結紮手術を可能にします。

アルゴンプラズマ凝固(APC)機能付き電気手術装置

 アルゴンプラズマ凝固(APC)機能を搭載した電気手術装置です。非接触凝固法であるAPCは通常のスプレー凝固よりも凝固深度が表層にとどまりかつ均一となるメリットがあります。

電動マイクロドリルシステム

 整形外科で使用しているイリゲーション機能付きの電動マイクロドリルです。主に椎間板ヘルニアの椎弓切除に利用しています。

バッテリー式コードレスドリルシステム

 主に整形外科手術に使用するバッテリー式コードレスドリルで,キルシュナーワイヤーチャック,ヤコブスチャック,AOチャック,オシレーティングソーアタッチメントなどを揃えています。

電動式ドライバーシステム

 主に整形外科手術に使用する電動式ドライバーです。現在はこの後継機種とColibriⅡ を多用するため,バックアップ用です。

超音波手術装置

 超音波振動を利用して組織を止血しながら切開(超音波凝固切開)したり,脈管を傷つけることなく実質組織だけを吸引除去(超音波吸引装置)したりすることができる画期的なハイブリッド外科手術装置です。胆嚢切除術や肝臓腫瘍の肝葉切除術,さらに肝内性門脈体循環短絡症の手術時における肝内の短絡血管分離に主に利用しています。特に肝内性門脈体循環短絡症の手術においては,短絡血管の分離が容易かつ短時間で可能となり,手術成績の向上に貢献しています。

動物用超音波手術器

 本院で使用している獣医療専用超音波手術器です。神経・血管・硬膜を安全に温存し,高度な手術を低侵襲に行うことができ,患者への身体的ダメージや術者のストレスも大きく低減します。「SonoCureII」は,パルス発振機能とオートチューニング機能が新たに搭載されており,温存する組織の熱損傷を軽減できます。軟部組織用チップと骨組織用チップが用意されており,軟部組織用チップは肝臓切除や腫瘍の減容積,肝内性門脈体循環シャント整復時の肝内脈管分離,さらに胆嚢剥離など軟部組織の疾患に広く使用できます。骨組織用チップは,回転モーメントが無いため巻込みの危険性がなく,神経・血管・硬膜近傍の骨切削をより安全に行うことができます。

炭酸ガスレーザー手術装置

 手術用の炭酸ガスレーザー(CO₂)装置は,波長10.6μmのレーザー光により,組織の表面のみを一瞬にして焼洛する手術装置です。CO₂レーザーを使用した外科手術は,出血が少なく,しかも術後の痛みが少ないのが特徴で治癒も早いといわれています。当院では口腔外科や眼瞼や肛門周囲の腫瘍摘出術をはじめ,皮膚のイボ取り手術にも役立っています。

血管造影機能付き外科用X線装置

 小型ながら大型のアンギオ装置に匹敵する高画質(100万画素)を実現した高性能の血管造影 (DSA)機能付き外科用X線装置(C-アーム)です。

FD搭載モバイルCアームイメージングシステム

 30cm×30cmの新世代フラットディテクタ技術「Retina」と大容量X線管装置を搭載した外科用X線装置(C-アーム)です。DSA機能やロードマップ機能搭載で毎秒0.5~30フレームの画像収集が可能です。整形外科時に術中のX線透視による確認や心カテーテル検査や門脈体循環シャントの手 術の際の門脈造影などに使用しています。DSA(デジタルサブトラクション血管造影法)は,血管造影の際に血管だけを描出できるため,正確な診断が得られるとともに,手術時間の大幅な短縮に貢献しています。

内視鏡手術システム

 内視鏡下での処置や手術を行うためのシステムです。現在は,通常手術とのハイブリッドでの使用に限定しています。

キセノン光源付き手術用顕微鏡システム

 マイクロサージェリーの際に使用する手術用顕微鏡システムです。この装置には,術野を照らす特殊なキセノン照明装置や顕微鏡の映像をモニターテレビに映し出したり 録画するための4K画質のCCDカメラを搭載しています。

ICU・入院・処置関連機器

小動物ICUゲージユニット

 本院のICU&回復室に設置している小動物用ICUユニットです。3室独立して酸素濃度,温度,湿度を調整でき高濃度酸素治療が必要な動物を最大3頭収容できます。

小動物ICUインキュベーター

 分院のICU&回復室に設置している小動物用ICUインキュベーターです。4室で酸素濃度,温度,湿度を調整できます。

移動用ステンレスゲージユニット

 特注で製作した移動用ステンレスゲージユニットです。動物を一時的に収容するゲージとしても利用しますが,ストッパー付き大型キャスターと両サイドに手摺を取り付けており,容易に移動可能で,覚醒下の大型犬や中型犬をエレベータで移動する際に使用しています。

ストレッチャー

 本院で使用している電動昇降式ストレッチャーです。歩行困難や麻酔下の大型犬の搬送に使用します。移動中に酸素吸入や人工呼吸が必要な場合にはポータブル人工呼吸器を搭載して搬送します。1階と2階の移動にはストレッチャーに載せたままエレベーターを利用します。

サージカルシンク

 本院の処置室に設置してあるより高度な処置が行えるサージカルシンクです。

電動昇降式シンク処置台

 主に歯科処置時に使用している電動昇降式シンク処置台です。

ドッグバス

 本院のトリミングルームに設置してあるステンレス製のドッグバスです。大型犬にも対応できるウォークインドア付きで,入院動物のシャンプーや薬浴に利用します。

トレーニングプール

 不全麻痺による歩行困難な動物のリハビリテーションに使用するトレーニングプールです。温水プールとしてだけでなく水中トレッドミル機能を有しています。当院では主に小型犬の椎間板ヘルニア術後の歩行訓練に使用しています。

トリミングテーブル

 本院のトリミング室に設置しているトリミングテーブルです。当院はトリミング業務は行っ ておりませんが,入院動物の衛生管理の一環として使用しています。

天吊りタイプ手術用・処置用照明灯

 分院のX線室に設置してある天吊りタイプの手術用照明灯です。

スタンドタイプLED照明灯

 本院で診察や処置時に補助灯としている使用しているスタンドタイプのLEDライトで す。

インファントインキュベーター

 湿度,温度,酸素濃度を調整可能な保育器です。新生児の処置や入院管理に使用しています。

インファントウォーマー

 NICUでの集中看護・処置から新生児の蘇生までトータルにサポートする電動昇降式で多機能な開放型インファントウォーマーです。

温水循環式加温システム

 温水循環式のペーシェントウォーマーです。歯科処置などシンク処置台やサージカル シンク台での全身麻酔時の動物の加温に使用します。

温風送風式ペーシェントウォーミングシステム

 手術室,CT室,内視鏡室で麻酔時の体温低下を予防するために使用している温風送風式の加温装置です。手術時の過度の体温低下は創傷治癒が遅延し,術後合併症のリスクも上昇させるため,その予防は重要です。

歯科処置ユニット

 超音波スケーラー,低回転モーター,高回転モーター,洗浄,吸引など歯科処置に必要なほぼすべての機能を有するAll in Oneユニットです。

歯科用マルチタスク超音波システム

 LEDライト付きのピエゾテクノロジーを採用した超音波スケーラーです。当院では抜歯時の歯根剥離処置のために利用したり,尿道結石用チップ(E50)を用いて尿道閉塞の解除に利用しています。

外科用大型吸引器

 外科用の大型で強力な吸引装置です。歯石除去や外傷処置時および気管内分泌物の吸引に使用しています。

低圧持続吸引器

 胸腔,腹腔内に貯留した排出液や分泌物等を持続的あるいは間欠的に体外に誘導する低圧持続吸引装置です。

酸素濃縮器

 高性能の酸素濃縮器です。ICUユニットの酸素供給源として利用しています。

輸液ポンプ

 入院動物の輸液管理に使用している輸液ポンプです。入院下で輸液治療を行う場合には輸液ポンプを使用して静脈内持続点滴を行っています。

シリンジポンプ

 新生児の点滴や持続的に注射薬投与する際に使用するシリンジポンプです。主に ICU 治療,特に術後の鎮痛剤(フェンタニル)の投与や超短時間型カテコラミンの投与に使用します。

モバイルカート

 本院の内視鏡検査室と分院の手術室で使用しているモバイルカートです。ユナイターにセットしたシリンジポンプや輸液ポンプならびにペーシャントウォーマーを取付けて使用しています。

医用超音波ネブライザー装置

 上部気道疾患などの動物に対して薬液を噴霧吸入させるための医療用超音波ネブライザー装置です。

デフィブリレータ(カウンターショック)

 ペーシング機能(TEC-5531,TEC-7531)を有する除細動器です。心室細動,無脈性心室頻 拍などの致死性不整脈や,心房細動,心房粗動,発作性上室性頻拍,心室頻拍などの頻拍性 不整脈に対し,これらを洞調律に復帰させることを目的として使用します。

AED自動体外式除細動器

 本院の待合室に設置している自動体外式除細動器AED-3100です。

衛生設備

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

 主に手術関連の器具を滅菌するための高圧蒸気滅菌器です。

卓上高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

 耐熱性の処置具を滅菌するための小型のオートクレーブです。

スリッパ殺菌ディスペンサー

 手術室用スリッパの殺菌と保管に使用しているディスペンサーです。ディスペンサー内に 10組みのスリッパが収納でき,ボタンを押すと紫外線殺菌されたスリッパが1組みずつ取り出せます。

微酸性次亜機能水生成装置

 本院で使用している業務用微酸性次亜機能水生成装置です。最大200mg/Lの次亜機能水を毎分最大11L生成できる装置で消毒用アルコールと共に院内の消毒に使用しています。

微酸性次亜機能水生成装置

 本院で使用している微酸性次亜塩素酸水の生成装置です。各流し台に設置しており,手指の手洗い用に利用することで院内感染の軽減に努めています。。

電解水生成装置

 分院で使用している業務用電解水生成装置です。酸性水とアルカリ水を生成でき,酸性水は院内の消毒に利用しています。

手指除菌消毒用エアータオル

 Bio White CF-N700は分院に設置してある紫外線タイプの医療用エアータオルで手指除菌消毒器として使用しています。 ATS-1200-MH2は本院に設置してあるステンレス(SUS304)製でオゾン循環方式の速乾型エアータオルです。本院の各流し台に微酸性製次亜塩素水生成装置とセットで設置しており,手洗い後の乾燥に使用しています。

アルコール噴霧器付きAI顔認証温度非接触検知器

 本院で使用しているセンサー式アルコール噴霧器付きAI顔認証恩田緒非接触検知器です。待合いとスタッフ通用口に設置して来院者の体温チェックと手指のアルコール消毒に使用しています。

ウォッシャーディスインフェクター

 本院で使用している80℃の温水で短時間に洗浄と消毒ができる自動洗浄器です。手術で使用した鋼製器具の洗浄に使用しています。

卓上超音波洗浄器

 検査器具や処置具等の洗浄に使用している超音波洗浄器です。

乾燥機

 麻酔回路のチューブなどを衛生的に乾燥させるドライヤーです。

業務用洗濯機・乾燥機

 本院ランドリー室の業務用洗濯機と乾燥機です。ガス式洗濯乾燥機SFS-222は全自動で22kgまで洗濯と15kgまでのガス乾燥を連続して全自動で行い,1回の洗濯で1日分の敷物などの洗濯物が処理可能です。業務用全自動HS-6008と業務用ガス乾燥機は8kgまで対応でき,手術関連専用として使い分けています。

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