医用X線CT装置
本院で使用している64列128スライスの高速撮影が可能な医用X線CT装置です。10秒前後で全身撮影が可能で,肝臓腫瘍などの診断時に必須となる造影時のマルチフェイズ撮影においても,動物のサイズに関係なくルーチンに3相撮影が無理なく行えるようになっています。また,自動造影剤注入装置と息止め装置の利用によりベストなタイミングで造影撮影が可能で,ブレのない高精細画像が得られ,高度画像診断装置として活躍してます。
医用画像解析ワークステーション
連続的に撮影されたCT画像を合成して三次元画像を作成するための高性能ワークステーションThink ST550(Lenovo)とネットワーク対応のハイエンド医用高精細三次元画像作成ソフトです。高速撮影を可能とするマルチスライスCT装置を用いたCT検査では,連続性のある数百枚以上の輪切りの画像を数秒で撮影することができます。この輪切りの画像をパソコン上で繋ぎ合わせて,三次元(3D)画像を作成します。通常のCT画像は輪切りの白黒のX線写真でしたが,カラーのCT三次元画像は誰が見ても分かり易く,我々専門家にとっても診断はもとより外科分野では手術計画を立てる上でも大変役立ちます。
医用X線撮影装置
本院で使用している透視装置付きのX線撮影装置です。人用の大容量X線装置に動物用に設計した特注の撮影台を組み合わせて使用しています。撮影台内部にはイメージ管が組み込まれており,通常のカセッテ撮影以外にもX線透視検査も可能となっています。さらに,この撮影台には電磁ロック式天板可動機能に加えてグリッドの有無や分割撮影機能など数多くの特殊機能が組み込まれており,電磁ロック式天井走行システムと合わせてさまざまな撮影テクニックを可能にしています。
小動物専用X線撮影装置
分院で使用している小動物専用X線撮影システムです。
歯科用デジタルX線診断装置
歯科用のポータブルX線診断装置と歯科用DRです。デジタルX線センサーをノートPCに接続して瞬時に高精細な画像が得られます。
血管造影機能付き外科用X線装置
小型ながら大型のアンギオ装置に匹敵する高画質(100万画素)を実現した高性能の血管造影 (DSA)機能付き外科用X線装置(C-アーム)です。
FD搭載モバイルCアームイメージングシステム
本院で使用してる30cm×30cmの新世代フラットディテクタ技術「Retina」と大容量X線管装置を搭載した外科用X線装置(C-アーム)です。DSA機能やロードマップ機能搭載で毎秒0.5~30フレームの画像収集が可能です。整形外科時に術中のX線透視による確認や心カテーテル検査や門脈体循環シャントの手術の際の門脈造影などに使用しています。DSA(デジタルサブトラクション血管造影法)は,血管造影の際に血管だけを描出できるため,正確な診断が得られるとともに,手術時間の大幅な短縮に貢献しています。
超音波画像診断装置
GE社LOGIQ!シリーズのハイエンド超音波画像診断装置です。それぞれセクタ,マイクロコンベックス,リニア,ホッケータイプ高周波リニアの4本プローブ構成となっています。分院で使用しているLOGIQ E9 with XDclear2.0は XDclear プローブによる浅部から深部までの検査が可能になるとともに,最大18MHzの超高周波プローブにより,これまでの機器に比べて,さらに高精細画像の描出が可能となっています。本院で使用しているLOGIQ E10xはLOGIQシリーズのフラッグシップモデルで全視野・全深度フォーカスを実現し,高い空間分解能に加え,コントラスト分解能や時間分解能が飛躍的に向上しており,ホッケー型リニアプローブは24MHzと極めて高周波での検査が可能となっています。
電子内視鏡システムEVIS LUCERA
本院の処置室に配置している特殊光観察機能(狭帯域光観察:NBI)を備えたハイビジョン基板を装着した電子内視鏡システムです。
電子内視鏡システムEVIS LUCERA ELITE
本院の内視鏡室と処置室に配置している特殊光観察機能(狭帯域光観察:NBI)を備えたオリンパスの最上位機種のハイビジョンタイプの内視鏡ビデオスコープシステムです。内視鏡室では主に上部消化管と下部消化管の内視鏡検査に使用しています。処置室では全身麻酔器とモニターのセットと共にシーリングペンダントに搭載しており,緊急時の内視鏡処置が必要な場合に利用できるようにしています。
内視鏡統合ビデオシステムVISERA Pro
本院内視鏡室の電子内視鏡システムと手術室のシーリングペンダントに搭載しているハイビジョンタイプの内視鏡統合ビデオシステムです。内視鏡室では硬性鏡による検査や処置に利用します。カメラヘッドはオートクレーブに対応しており,手術室では腹腔鏡下手術や胸腔胸下手術に利用します。
硬性鏡ビデオシステムNiscam
本院の処置室で使用しているハイビジョンタイプの硬性鏡ビデオシステムです。主に耳鼻科での検査や処置に使用しています。